2010年6月10日木曜日

VMwareのコンパチビリティガイドとSSY/SMY

VMwareのコンパチガイドで質問を受けることが多くなりました。
混乱を避けるために、下記の通りにまとめました。

1.VMwere社のCompatibility Guideについて
現在、データコア製品は、管理容量などによって細かくライセンスが分かれているため個別のライセンス型番ではなく、専用の型番で登録がされています。

VMware社のCompatibility Guideですと、以下の構成で登録されています。


SANsymphony 6.0 FC   ⇒ VMware ESX 3.x (QLogic HBAのみ)

SANsymphony 6.0 iSCSI ⇒ VMware ESX 3.x

SANmelody 2.0   FC   ⇒ VMware ESX 3.x (QLogic HBAのみ)

SANmelody 2.0   iSCSI ⇒ VMware ESX 3.x


SANsymphony 7.0 FC   ⇒ VMware ESX 4.x

SANsymphony 7.0 iSCSI ⇒ VMware ESX 4.x

SANmelody 3.0   FC   ⇒ VMware ESX 4.x

SANmelody 3.0   iSCSI ⇒ VMware ESX 4.x


また、構成については、DataCoreの技術情報であるTechnical Bulletin 5a/5bを参照するようにとの記載があります。


DataCoreのライセンスは管理容量をベースとして複数あるために、VMwareのコンパチビリティガイドに登録されているModelは、SANmelodyやSANsymphonyを代表する特別型番で登録されています。



2.DataCore側のサポートについて

Qualified Listと、Technical Bulletinを確認いただくと、以下の事がわかります。


VMware ESX 2.x/3.x ⇒ SANsymphony 5.2.5 Update9以上
                   (6.x , 7.xを含みます)

                  SANmelody 2.0.1 Update6以上
                   (3.x を含みます)
VMware ESX 4.x    ⇒ SANsymphony 6.0.3 Update3以上
                        および 7.0.1以上

                  SANmelody 2.0.4 Update2以上
                        および 3.0 Update1以上

<ご参考>

DataCore Qualified List
ftp://support.datacore.com/psp/quallists/APPSERV_FC_ALL.pdf

ftp://support.datacore.com/PSP/quallists/APPSERV_ISCSI_ALL.pdf

DataCore Tachnical Bulletin
ftp://support.datacore.com/psp/TBs/TB5a_ESX2_3_config.pdf

ftp://support.datacore.com/psp/TBs/TB5b_vSphere_config.pdf


データコア側のサポート状況、VMware社のDataCoreの技術情報を参照との但し書きと考えると、SANsymphony 6.0および7.0は、VMware ESX 3.xおよび4.xの双方で使えると考えて問題ございません。


なお、どちらのバージョンについても、ESX 3.xおよび4.xの実績はございます。

2010年6月8日火曜日

DataCore Start Serviceのサービス起動は手動で

データコアのパートナーで優秀なSEさんから頂いた”技”を紹介します。

ちょっとしたテクニックなんですが、

Windowsが起動するときに自動でSDSの仮想ストレージサービス(DataCore Start Service)が起動すると、アプリケーションサーバからのアクセスを許可してしまうので、メンテナンス時などで面倒なことがあります。

そこで、仮想ストレージサービスの「DataCore Start Service」のスタートアップ起動モードを自動から手動に変更することで、メンテナンス後に管理者がシステムに問題が無いことを確認してからサービスを開始することで面倒な問題を回避することができます。



ちなみに、プログラムをアップデートしたときや、ハードウェアなどの障害により突然シャットダウンしてしまったときは、DataCore Start

Serviceのスタートアップが自動になっていても、手動でサービスを起動する仕組みになっています。


結局のところ、運用管理者の好みなんですが、手動に変更している管理者が多いですね。