2013年6月26日水曜日

SAUアロケーションをコマンドから確かめる

運用上、vdiskやDisk PoolのSAUアロケーションを確認したいことは多々あると思います。

そこで下記のコマンドを紹介します
下記のコマンドによりvdisk単位でのSAUアロケーションを確認できます
Get-DcsLogicalDisk -VirtualDisk 'Virtual Disk 1' | Get-DcsPerformanceCounter | select-object BytesAllocated



Disk Pool単位であれば、下記のコマンド取れます(Webヘルプからの引用です)

Get-DcsPool -Server SSV1 -Pool "Disk pool 1" | Get-DcsPerformanceCounter

TotalBytesTransferred     :     402739200
TotalBytesRead     :     402739200
TotalBytesWritten     :     0
TotalBytesMigrated     :     0
TotalReads     :     2607
TotalWrites     :     0
TotalOperations     :     2607
BytesAllocated     :     402653184
BytesAvailable     :     159584878592
BytesInReclamation     :     0
BytesTotal     :     159987531776
PercentAllocated     :     0
PercentAvailable     :     99
TotalReadTime     :     226572
TotalWriteTime     :     0
MaxReadTime     :     0
MaxWriteTime     :     0
MaxReadWriteTime     :     0
MaxNumberChunks     :     8290112
BytesReserved     :     0
CollectionTime     :     8/11/2011 3:16:29 PM



※ SAU : Storage Allocation Unitであり、SSVが取り扱うディスクリソースの最小単位
 

2013年6月18日火曜日

.NET Framework4.5が必須要件です

先日リリースしたSSV R9.0 PSP3は.NET Framework4.5が必須です。

プラットフォームが Windows Server 2012である場合はOSとして初めから.NET 4.5が有効になっているので特に気にする必要はありません。


Window Server 2008 R2 SP1を使用する環境では予め.NET 4.5をインストールする必要があります。

また、PSP2(9.0.2.1)がリリースされた頃の、ソフトウェア要件は.NET4.0とそのHotFixでしたが、PSP3がリリースされる少し前に、ソフトウェア要件は.NET4.5に変更されていました。

.NET4.5は.NET4.0の頃に必要であったHotFixが含まれていますし、.NETが下位互換のためPSP2の時点でソフトウェア要件が変更されたという経緯があります。

プラットフォームがWindows Server 2008 R2 Sp1でPSP3にアップグレードを計画している環境ではPSP2の時点でいずれにせよ、.NET4.5をあてる必要があります。

2013年6月12日水曜日

SSV R9.0 PSP3をリリースしました



PSP(プロダクトサービスパック)では機能拡張が含まれております。
PSP3での目玉は以下の機能です。
1.    ついに16Gbps FCをサポートします!
まずはQlogicFC HBAからです
2.    レプリケーションの転送速度を改善
これまでのレプリケーション転送ファイルが1MBから4MBになりました
3.    パフォーマンスレコーディングに外部データベースをサポート
これまではDataCoreサーバ内のMS SQL Expressのため保存上の制約がありました。これから外部DBを指定できます

そして痒いところに手が届くGUIオペレーションの改善をしています
4.    Host Groupによるオペレーション
お待たせしました。複数HostにまとめてvdiskServeできます
5.    Virtual Diskテンプレート
既存のvdiskをテンプレートして新規vdiskを作成できます
6.    SnapshotDisk Poolの事前設定
Snapshot取得毎にDisk Poolを指定する必要がなくなります

より詳細はリリースノートを参照ください。

2013年6月5日水曜日

Dual vdiskとは

SANsymphony-VでVirtual Diskを作成する際に3つのタイプがあります。

Single, Mirrored, Dual
です。

Dual vdiskを構成することはこれまでの案件でほぼありませんでしたが、
既存のディスクアレイをDataCore環境配下に移行する際に、この機能が有用かもしれません。
詳しくはDataCoreの営業、SEにお尋ねください。


さてDaul vdiskを構成するにはSMPAオプション(Shared Multi Port Array)機能が有効なライセンスを所持している必要があります。

ダイアグラム図は下記のようになります。



DataCoreサーバが共有ディスクを持つ構成です。
バックエンドストレージからのLUがDataCore Serverグループ内の複数のDataCoreサーバから認識している状態です。


お勧めの構成は単一障害点がないようにそれぞれのDataCoreサーバがそれぞれストレージを持つことは変わりありません。


しかし上記のようにSMPA を利用することで元のストレージには実装されていない機能やパフォーマンスをDataCoreにより提供できると言えます。


ただし、機能上の制約や注意点があります。お気を付け下さい。

〇 アクティブ-アクティブモデルがサポートされています。
  つまり、ホストからフロンエンドのトラフィックであるI/Oはvdiskに対してどのDataCoreサーバからでも可能です

〇 レプリケーション設定できます。但し、Standby側にDual vdiskを使用するとテストモードの使用ができません

〇 スナップショットは"Full"タイプのみ使用可能で、"Differential(差分)"の取得は出来ません。

〇 継続的データ保護(CDP)はサポートされていません。
  (もしShared Disk PoolからSingle vdiskまたはMirrored vdiskを作成した場合、Data Protectionを使用可能です)

〇 Writeキャッシュは使用されません。従って、Dual vdiskはWrite-Throughで動作します

〇 Storage Sourceの"Replace"の操作はできません。
  何故ならDual vdiskはひとつのStorage Sourceから作成されているためです

〇 "Split and Unserve"の操作はサポートされています。
  Dual vdiskで"Split and Unserve"を実行した場合、結果としてSingle vdiskが一方のDataCoreサーバに残ります。
  つまり"Split and Unserve"のUnserveを選択肢側のDataCoreサーバからvdiskが削除された状態になります。
  もしDual vdiskがスナップショットのSourceであれば、Splitはできません。

〇 Dual vdiskはMirrored vdiskの変換可能です。
  ヘルプの「Converting Virtual Disks to Another Type」を参照ください

〇 Shared Disk Poolから作成したSingle vdisk、またはShared Pass-throughディスクはDual vdiskに変換可能です。
  ヘルプの「Converting Virtual Disks to Another Type」

〇 Mirrored vdiskはDual vdiskに変換可能です。
  ヘルプの「Converting Virtual Disks to Another Type」を参照下さい


SMPAについて更なる詳細は

http://www.datacore.com/SSV-Webhelp/Shared_Multi-port_Array_Support.htm
を参照ください。











2013年5月29日水曜日

vdiskのStorage Profileをコマンドから確認する

まずは
Get-DcsStorageProfileコマンドで
Storage ProfileのIDを確認します。

例えば
PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony> Get-DcsStorageProfile
 
出力中にAliasとIdが確認できます。 
  
Alias : Critical
PerformanceClass : Critical
Id : E84B65FF-B69A-4EF1-B79E-71D3DC29E867
Caption : Critical
ExtendedCaption : Critical
Internal : False
 
このIdを覚えておきます。
 
 
そして
Get-DcsVirtualDiskコマンド
で調べたいvdiskを指定します。
 
その出力中に下記のように
StorageProfileId : 100469DF-0BE1-40DA-874E-9F1DA5A259E3
がありますので、上記と見比べて
 
どのStorage Profileがvdiskに適用されているか確認できます。 
 
 

2013年5月22日水曜日

Storage Profle - ストレージプロファイルは4段階?5段階?

Virtual Diskごとに設定できる項目にStorage Profileがあります。

このStorage Profileにより
1. Performance Class
2. Replication Priority
3. Recovery Priory
に影響与えます。

ヘルプはこちらから
http://www.datacore.com/SSV-WebHelp/Storage_Profiles.htm

Storage Proficeはカスタムプロファイルが作成できますが、デフォルトで5段階用意されています。

 

ひとつ注意が必要なのはReplication PriorityとRecovery Priorityは4段階しかありません。
SANsymphony-Vの初期のバージョンの名残りがあります。
お気を付け下さい。



2013年5月14日火曜日

Config情報を一括でリセットしてクリアしたい場合

SANsymphony-VをインストールしたDataCoreサーバ上のSANsymphony-V用のPowerShellショートカットをクリックします。

以下のようにコマンドを打ちます。

PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony> connect-dcsserver
PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony> enable-dcsexpertmode -SecurityCode XXXX
 
ここで4ケタのXXXXはExpert Mode用のパスワードになります。毎日異なるワンタイムパスワードになります。DataCoreのカスタマーサポートにお問い合わせください。
 
PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony> get-dcsconnection
localhost
PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony> Reset-DcsConfiguration -Connection localhost
 
以下のようにYes or Noを尋ねられるのでYesをします。

This operation will reset the configuration of server group Server Group.  Do
you want to continue?
This operation will clear the entire configuration of both servers in the
server group.
[Y] Yes  [A] Yes to All  [N] No  [L] No to All  [S] Suspend  [?] Help
(default is "Y"):n
PS C:\Program Files\DataCore\SANsymphony>

2013年5月7日火曜日

ヒートマップ(Heat map)のアクセス頻度情報が示すのは?

ヒートマップ(Heat map)のアクセス頻度情報が示すのはReadアクセスになります。

下記オンラインヘルプを参照ください。

The Allocation Map is a true visual representation of storage usage and a heat map of read access patterns in a pool.


2013年5月1日水曜日

スナップショットからのレプリケーションはできません

スナップショットからレプリケーションの設定ができるかという問い合わせがありました。

結論からすると不可です。


スナップショットvdiskでレプリケーション設定を作成しようとするとエラーメッセージが表示されます。
エラーの意味するのは

レプリケーションのSourceとする対象のvdiskがスナップショットのDestinationになっている
という内容です

提案時にお気を付け下さい

2013年3月18日月曜日

トレーニング&ワークショップスケジュール

2012年及び2013年開催のトレーニングをアップしました。

DCIE取得のためのSYMV9P(SANsymphony-V管理者コース)及び、DCSA取得のためのDC102について、個別トレーニングのご要望があればお気軽にこちらまでお問い合わせください。

■スケジュール
期間                          コース名     定員  会場
4/  9(火)-4/11(木)      SYMV9P      6    データコアソフトウェア
4/16(火)-4/18(木)      SYMV9P      6    データコアソフトウェア
6/11(火)-6/18(木)      SYMV9P      6    データコアソフトウェア


御要望により開催   DCSA(データコア認定ソリューションアーキテクト)資格取得コースDC102 
御要望により開催   DCSP(データコア認定セールスプロフェッショナル)
御要望により開催   効果的なデモとそのトーク(ワークショップ)

DCSP認定資格取得のための2時間のトレーニングも御要望に応じて開催しております。


トレーニングの内容につきましては弊社ホームページをご覧ください。

■会場詳細
データコアソフトウェア(秋葉原/末広町)

トレーニングに関するお問い合わせは、弊社またはディストリビュータ様にご連絡いただきますようお願い申し上げます。