2011年12月26日月曜日

Pass-Through Diskをミラーセットした場合、相手側SSVサーバのDisk Poolの消費量は?

既存のディスクアレイなりストレージシステムが物理的な箱としてはひとつなので、物理的に2重化をして、ホストからパスを2重化することで、データのアクセスを止めないようにしたいというニーズが高まっています。

しかも既存のディスクアレイを活用して、今のホスト-ストレージ環境におおきな変更を加えずに実装できないかという要望があります。

そのような場合に、SANsymphony-VストレージハイパーバイザーのPass Through Diskという機能が有用です。

※SSV=SANsymphony-V

その実装の過程で質問があったのですが、

Q. 既存のストレージのLUNをSSV1号機でPass-Through Diskでvdisk化します。
 このvdiskを
ミラーセットした場合、相手側SSV2号機でのDisk Poolのアロケーション容量はどうなるか?

A. 例えば既存ディスアレイのLUNが10TB、”ブロック”使用量が5TBとします。
 ミラーセットするとSSV2号機のDisk Poolからは5TBのアロケーション容量になります。

注意点)
ここでブロックと強調したのは、例えばファイルシステムとしては5TBを使用している認識でも、過去に7TBまで使用して、2TB削除した場合、ブロックレベルでは7TB使用していることになります。従ってこの状況でパススルーをしてミラーするとDiskPoolからは7TBのアロケーションが必要になります。
余分な
2TBのアロケーションを防ぐためには
パススルーの事前に、ファイルシステムに対して
”0書込WindowsであればSdeleteコマンドなどを使用)をすることが有効です。

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