2011年8月25日木曜日

キャッシュサイズの変更後は再起動が不要


SSVではキャッシュサイズを変更できます。
しかし、その変更を反映させるためにはDataCoreサーバのサービスのStopおよびStartが必要になります。

注意が必要なオペレーションです。

ヘルプファイルで cacheで検索すると詳細が記載されています。

2011年8月22日月曜日

DataCoreのALUAサポートについて

DataCoreサーバはストレージコントローラのように振る舞います。

ALUAサポートという機能があり、ALUAとは何かという質問をよく受けます。


ALUAとは非対称論理ユニットアクセス(ALUA:Asymmetric Logical Unit Access)の略で、
SPC-3 に定義されたSCSI用語です。

DataCoreサーバをHAで構成した場合、アクティブ-アクティブのストレージコントローラのように動作すると理解ください。

IDCからストレージハイパーバイザー的なレポート

英語のレポートですが興味がある方は是非、どうぞ!

こちらからダウンロードできます。
リンクをクリックして、必要情報を入力するとダウンロードできます。

2011年8月10日水曜日

DataCoreを挟むと遅くなる?速くなる?

Q: SANsymphony-Vのソリューションは場合、ホストサーバとストレージとの間にDataCoreサーバによる仮想化レイヤが存在します、ストレージへの直接アクセスと比較してホストサーバからみたI/O処理能力低下しないでしょうか?

A: DataCoreサーバのオーバーヘッドつまり、I/O遅延といった質問はよくあります。
単純なSCSIのI/O処理の話しであれば、間に挟まるため確実に処理数は増えます。ただ、それを補って余りある、パフォーマンス効果があるため、全体としてはパフォーマンスが上がる仕組みになっています。

一番、大きいのはキャッシュの機能です。キャッシュは、I/Oの調整役として複数のWrite I/Oを取りまとめてバックエンドのストレージに書き込んだり、先読み(Pre-Fetch)の機能でRead I/Oの先読みを行う事で、応答性能を上げ
ています。

その他、IAサーバの高速CPUでI/O処理を行う点(一般的なストレージコントローラより、はるかに高速です)、I/O(コントローラ、LUN、チャネル)の分散処理(ストライピング)により、ハードウェアの性能を超えたパフォーマンスデザインができる等々、様々な効果で全体的な応答性能が上がる仕組
みです。

DataCoreの経験上、ざっくりReadは数百%、Writeは百数十%くらいは上がっているのが一般的です。Writeの効果が少し低いのは、ストレージのI/O性能は最終的には、バックエンドのリソース(HDD)に依存するからです。