つまり既存のディスクアレイを活用して、今のホスト-ストレージ環境におおきな変更を加えずに実装できないかという要望があります。
そのような場合に、SANsymphony-VストレージハイパーバイザーのPass Through Diskという機能が有用です。
※SSV=SANsymphony-V
その実装の過程で質問があったのですが、
Q. 既存のストレージのLUNを本番サイトのSSV1号機でPass-Through Diskでvdisk化します。
このvdiskをレプリケーションセットした場合、DRサイトに設置した相手側SSV2号機でのDisk Poolのアロケーション容量はどうなるか?
レプリケーションセットするとSSV2号機のDisk Poolからは5TBのアロケーション容量になります。
注意点)
ここで”ブロック”と強調したのは、例えばファイルシステムとしては5TBを使用している認識でも、過去に7TBまで使用して、2TB削除した場合、ブロックレベルでは7TB使用していることになります。従ってこの状況でパススルーをしてレプリケーションするとDiskPoolからは7TBのアロケーションが必要になります。
余分な2TBのアロケーションを防ぐためには
パススルーの事前に、ファイルシステムに対して”0書込”(WindowsであればSdeleteコマンドなどを使用)をすることが有効です。
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