2009年10月28日水曜日

VIFからFeaturePackへのアップグレード

SANmelodyにはエントリーとしてのライセンス
 VIF     16万円 (2009年10月28現在の定価) iSCSIとシンプロビジョニング
 VIF Plus  40万円 (2009年10月28現在の定価) VIFにスナップショットとFCオプションが付く 
があります。
これらは、HA(SANmelodyサーバを2台おいて、ボリュームをミラーリングする機能)とかDR(AIMとデータコアで呼ぶ機能)ができません。
オプションで足すこともできません。


シングルメロディーとも言える構成しかできず、まずはストレージの仮想化を始めてみようという意味合いが強いライセンス。


もし、VIF(またはVIF+)からFeature Packへアップグレードするのであれば、何と上位のライセンス(ES1-ES2,VS1-VS5)に差額でライセンスはアップグレードできる。お得!


正し、気をつけなければいけないことがある。
それは同じライセンスキーを引き継ぐようにFeaturePackのライセンスを発行してもらうように手配すること。
(そうすれば、既存のPoolやVolumeなどを残して維持したままアップグレードが可能)

そうでないと、システムを作り直しになってしまう...

2009年10月27日火曜日

アプリサーバでの認定マルチパスソフト

アプリサーバでサポートされるマルチパスソフトは何かという問い合わせが多くなってきました。


FAQの283番であるQualified Lists(認定リスト)内に詳細があります。
http://datacore.custhelp.com/cgi-bin/datacore.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=283

「Application Server Software」という欄のPDFファイルを確認ください。
常にこちらの情報が最新です。

このFAQ#283のページの下の方にある "Notify Me by Email if this Answer is updated" をクリックして最新の情報が常に通知されるようにしておくのがお勧めです。



例えば、
RedHad LinuxとSANmelody(またはSANsymphony)を接続してマルチパスを使いたい場合ですと
 - Veritas Volume ManagerのDMP
- Qlogic(HBA)が提供するFail Overソフト
 - OS標準の Device Mapper
がサポートされています。
日本の現場のSEの経験によると、やはりOS標準の Device Mapperがお気に入りのようですね。
QlogicドライバですとリンクのビームがあるかどうかFail Overのトリガーになるようです。
で、あればディスクの生き死にまでを見るマルチパスドライバソフトがいいのはお察しの通りです。


蛇足ですがPDFには
SANmelody3.0やSANsynphony7.0の表記がないとビックリするかもしれません。
よくよく表の上を見ると最低要件、英語でMinimum Requirementsと記載されています。

2009年10月26日月曜日

日本で実績のあるクラスタソフトウェア

DataCoreのSANmelodyやSANsymphonyを共有ストレージにした環境で上位のアプリサーバでクラスタの実績がありますかと最近質問を受けます。


はい!あります。
下記は私が把握している日本やワールドワイドで実績のあるサーバクラスタソフトウェアです。


Microsoft MSCS
Oracle RAC
LifeKeeper
VMware HA
Notes Cluster(ドミノ)
Novell Cluster service
VCS
HP MC/ServiceGuard

上記に記述されていないクラスタソフトウェアについてはデータコアの営業までお問い合わせください。^^;

2009年10月22日木曜日

ご来場御礼

昨日、一昨日と行われました、VMware社主催Virutalization Forumではたくさんの方々に弊社ブースへとお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。イベント全体も好評でしたが、私共のブースもおかげさまで盛況に終わることができました。ストレージ仮想化の波も着実に広がっていると感じております。お立ち寄りいただきました皆様、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2009年10月15日木曜日

VIRTUALIZATION FORUM

10月20日、21日の両日、グランドプリンスホテル赤坂でヴイエムウェア社主催、VIRTUALIZATION FORUM2009が開催されます。データコア・ソフトウェアも出展いたしておりますので、是非お立ち寄りください。展示コーナではOnLineでのデモなどもご用意し、また20日の15時35分からはミニシアターでのセッションも行います。皆様のお越しをお待ち申し上げております。
http://info.vmware.com/content/apac_jp_vf09_lp?src=www_09Q3VMW_VFORUM_JP_whr&ossrc=www_09Q3VMW_VFORUM_JP_whr&elq=WWW_09Q3VMW_VFORUM_JP

2009年10月14日水曜日

SANmelodyのGUIであるMMCを起動するときに常にReadOnlyモードに

GUIを立ち上げる時やApplyを実行した後では必ずRead Onlyのアクセス権(管理権)にする表向きの技があります。

レジストリに以下のキーを追加するだけです。


32bit OSであれば場所は
 ‘HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\DataCore Software' の下に
64bitOSであれば場所は
 ‘HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\DataCore Software' の下に


追加するキーは
 REG_DWORD(32ビット値)(D)
 名前は ReadOnlyLockMode (大文字小文字に注意!)
 データは 1 (10進数(D) または 16進数(H)のどちらでも可)
です。

このキーの追加後はコンピュータの管理を一度閉じてあげなおしてください。



どんな時に使用したくなるかというと
- HA構成を組んである場合で、操作をSMY間で行ったり戻ったりする場合
 ReadOnlyにする手間が省ける
- DataCore VSSを使う場合
 DataCore VSSをインストールしたサーバからDcsVssAdminを実行するために
 SMYサーバで必須となる設定
- CitrixのStorageLinkと組み合わせて構成する場合
 StorageLinkのGUIでSMYの構成変更がされるように管理権を手放しておきたい
などなどです。

2009年10月8日木曜日

XenServerからSMYにiSCSIログインするための設定

より詳細についてはデータコアのTB15を参照してほしいのですが
( http://datacore.custhelp.com/cgi-bin/datacore.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=578 )


XenServerのGUIでiSCSI接続を行ったときのログイン状態は一時的なものですぐログオフするためSANmelodyでチャネル登録をする手順が煩わしいので下記方法がよいのではと思い紹介します。

■SANmelodyにXenServerのiSCSI initiatorチャネルポートの登録を行うときには、一部コマンドを実行することで容易にできます

●XenServerのコンソール上で以下コマンドを実行
(例:接続先IPを192.168.1.111としたとき)
○ iscsiadm -m discovery -t st -p 192.168.1.111
 当該サーバ、192.168.1.111のiqn名を確認

● iSCSIターゲットにログイン
○ iscsiadm -m node -T iqn.xxxxxxxxxxx -p192.168.1.111:3260 -l
○ または、iscsiadm -m node -L all

この時点でSANmelodyへiSCSIログインがされますので、アプリケーションサーバでチャネル登録を行う。


[補足]
● iSCSIターゲットからログオフ
○ iscsiadm -m node -T iqn.xxxxxxxxxxx -p192.168.1.111:3260 –u